2型糖尿病患者の療養生活における家族との距離を明らかにする目的で, 診断後6ヶ月以上が経過しており同居家族のいる2型糖尿病患者10名を対象に半構造的面接を実施し, 現象学的アプローチ法を用いて分析した.
その結果, 「2型糖尿病患者の療養生活における家族との距離とは, 糖尿病という新たな自分が出現することで生じる家族の中での不利な立場と, 胸の内にしまい口にできない思いが作り出す現象として患者の中に存在していた. 」と, 患者の思いの本質にある距離という現象を描くことができた. また, 距離に関する6つのテーマが描かれた.
これらの結果より, 患者や家族に対する距離という視点を活用した支援の方向性が示唆された.