2024 年 32 巻 p. 71-76
北海道立北方民族博物館では開館以来収蔵資料データベースを市販データベースソフトを用いて構築し、業務に用いてきた。新型コロナウイルスの感染が拡大するなかで、博物館に来館せずとも博物館を利用できる機会を増やすことを模索し、懸案であった収蔵資料情報をインターネット上に公開することに着手することとした。
博物館収蔵資料の公開について調査をすすめるなかで、画像をIIIFとすることが必須であると考えるようになり、これをおこなえるデジタルアーカイブ専用のコンテンツ・マネジメント・システムであるOmeka Sを採用することとした。
本事例報告では、Omeka Sを用いた博物館収蔵資料データベース構築の事例を紹介する。