日本地震工学会論文集
Online ISSN : 1884-6246
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重み付き回帰分析とデータの多様性が距離減衰式のばらつきの距離依存性に与える影響
内山 泰生
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2014 年 14 巻 2 号 p. 2_185-2_189

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抄録
距離減衰式におけるばらつきの距離依存性について、重み付き回帰分析による影響を検討した。この結果、重み付けをしない場合には、ばらつきの距離依存性が不明瞭になることを示した。また、震源近傍データが内陸地殻内地震の横ずれ断層におけるデータに対して、断層上盤効果の影響が現れる逆断層タイプ地震のデータを追加した場合には、距離が小さくなる程ばらつきが大きくなる特性がみられ、距離依存性は回帰に用いる震源近傍データの特性にも影響されることを示した。
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© 2014 一般社団法人 日本地震工学会
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