東北大学大学院工学研究科
東北大学災害科学国際研究所
2017 年 17 巻 4 号 p. 4_1-4_12
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本研究では,宮城県内に建つRC造,S造低層建物2棟を対象に長期連続観測を実施した.長期連続微動観測の分析の結果,特にRC造建物で,気温の増加に伴い固有振動数が高くなる傾向にあることがわかった.地震観測記録からは,2棟の建物の固有振動数が振動振幅に依存して変化する傾向にあることがわかった.さらに,振幅レベルによらず固有振動数は,気温の影響を少なからずうけており,温度依存の影響を除去することで固有振動数の振幅依存性が明確になることも分かった.
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