抄録
本研究の目的は,在宅看護学実習において教師役割をもつ実習指導者である訪問看護師のキャリア形成に関わる要因を,訪問看護師が感じている弱点,夢,自己目標設定から明らかにすることである。研究方法は,訪問看護師99名に対し無記名自記式質問紙調査を実施し,自由記述内容を質的記述的に分析した。訪問看護師は自分の弱点として『看護実践に関わる弱点』『対人関係に関わる弱点』『組織に関わる弱点』『地域・多職種連携に関わる弱点』を感じていた。また,【自分自身のスキルアップビジョン】【利用者・家族が自分らしく生活できるビジョン】【組織改革のビジョン】【地域連携と変革のビジョン】の夢を描いていた。訪問看護師が感じている弱点と夢は,<個人のスキルアップ目標><顧客満足度の向上目標><組織のマネジメント目標>< 地域連携と変革目標>の自己目標設定となっていた。