抄録
本研究は,今後の教育課程編成において,中学校技術科と共通教科情報科が有機的に接続・連携していくために,現行の教育課程における各教科の学習内容に着目し,中学校技術科の各内容に共通教科情報科の学習内容がどの程度分布しているか,定量的に把握することを目的とした.学習内容の分布を調査するために,各教科の教科書の索引から,学習内容に関するキーワードを抽出し,中学校技術科と共通教科情報科で一致・関連しているキーワードをカウントした.その結果,中学校技術科における共通教科情報科に関する学習内容は,「情報の技術」に多く分布しており,特に「ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツに関するプログラミングによる問題の解決」の学習について,共通教科情報科との関連が深かった.以上のことから,中学校技術科における「情報の技術」の内容のみ,共通教科情報科との接続・連携ができている可能性を示唆した.