日本腹部救急医学会雑誌
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特集:急性胆管炎・胆嚢炎の診療ガイドラインを検証する―改訂に向けてのプロセスと課題―
急性胆道炎の診療ガイドラインにおける急性胆管炎中等症の取り扱いに関する検討
浮田 雄生新後閑 弘章大牟田 繁文権 勉成斉藤 倫寛徳久 順也成木良 瑛子前谷 容
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2012 年 32 巻 3 号 p. 607-610

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抄録
科学的根拠に基づく急性胆管炎・胆嚢炎の診療ガイドライン(以下,JGL)が急性胆道炎の診療を向上させた功績は大きい。しかし,いくつかの問題点も指摘されている。その一つに,重症度判定において中等症が多いことがあげられる。胆道ドレナージ後の絶食期間により中等症のcriteriaを単変量解析したところ,腎障害と高熱に有意差を認め,多変量解析で高熱が選択された。速やかな胆道ドレナージを施行しても高熱例では症状が遷延したことより,重症と同等に取り扱うべきであることが示唆された。また,Tokyo Guidelines(以下,TGL)と比較した結果,中等症のうちTGLのmoderateに相当するのは26%であり,絶食期間は3.5日と両者の相違が大きいと考えられた。高熱とmoderateを多変量解析した結果どちらも選択されなかったが,TGLでは来院時に判定できないことが課題であると考えられた。
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© 2012 日本腹部救急医学会
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