日本腹部救急医学会雑誌
Online ISSN : 1882-4781
Print ISSN : 1340-2242
ISSN-L : 1340-2242
特集:腹部救急治療におけるNSTの役割
腹部救急疾患におけるNST
片山 寛次村上 真北山 冨士子早瀬 美香立平 宏美斎木 明子大中 博晶橋本 儀一小竹林 徳子山口 明夫
著者情報
ジャーナル フリー

2013 年 33 巻 4 号 p. 711-715

詳細
抄録
要旨:2002年4月から全学的にNST活動を開始した。医師の60人以上がTNT講習会を履修者で,NSTの対象はICU症例,臓器不全例が多い。9年間のサポート症例は940例,延べ5,470回で,腹部救急疾患は59症例に対し延べ481回行われた。消化管穿孔12例,縫合不全11例,腹部外傷6例,大動脈瘤破裂3例,短腸症候群5例,重症急性膵炎例7例,出血性腸炎2例,虚血性腸炎3例,偽膜性腸炎3例,急性肝炎6例であった。積極的に血糖を150mg/dL以下を目標にコントロールした。循環不全症例ではまずは中心静脈栄養が行われた。腸管が使える場合は早期経腸栄養を採用した。腎不全であっても透析と120%以上のアミノ酸を投与した。呼吸不全,重症感染症時には,n3系脂肪酸,抗酸化剤を多く配合しアルギニンを減量した抗炎症性機能性製剤を使用した。EN時の下痢では,検尿テステープによる潜血と蛋白検査,便中CD毒素検出が有用であった。
著者関連情報
© 2013 日本腹部救急医学会
前の記事 次の記事
feedback
Top