日本腹部救急医学会雑誌
Online ISSN : 1882-4781
Print ISSN : 1340-2242
ISSN-L : 1340-2242
症例報告
糸鋸と肋骨剪刃により子宮脱用リングペッサリーを摘出した1例
山下 達也鈴東 昌也恵 浩一小倉 修
著者情報
ジャーナル フリー

2015 年 35 巻 1 号 p. 157-160

詳細
抄録
症例は87歳,女性。発熱,嘔吐を主訴に来院。血液検査で炎症反応の亢進を認めた。腹部CT検査で子宮内部背側にlow density areaを認め,腟内に子宮脱用リングペッサリー:Ring─Shaped Pessary(以下,RSP)を認めた。RSP留置が腟炎を惹起し,その後子宮留膿腫が発症したと推測した。子宮留膿腫の原因であるRSP 摘出を試みたが,疼痛のため腟外への単純な引き抜きによる摘出は困難で,静脈麻酔下に糸鋸と肋骨剪刃を使用してRSPを切離し,腟外へ摘出したので報告する。
著者関連情報
© 2014, Japanese Society for Abdominal Emargency Medicine
前の記事 次の記事
feedback
Top