日本腹部救急医学会雑誌
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原著
夜間に施行された腹腔鏡下胆囊摘出術の治療成績
─日中手術との比較─
井田 圭亮小林 慎二郎小泉 哲民上 真也
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ジャーナル 認証あり

2026 年 46 巻 5 号 p. 593-597

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抄録

【背景】急性胆囊炎に対する発症早期LCは推奨されるが,夜間手術の妥当性は明らかでない。【方法】2014〜2024年に発症72時間以内にLCを施行した311例を対象に,日中手術群(9:00〜17:00)と夜間手術群(17:00〜翌9:00)で術中成績と術後合併症を比較した。【結果】日中161例,夜間150例を解析した。夜間群では出血量,手術時間,開腹移行率が有意に高値であった(すべてp<0.01)が,術後合併症率に有意差は認めなかった。【結論】夜間手術は出血量,手術時間,開腹移行率の面で不利であり,術中難易度の上昇が示唆された。一方で,術後合併症率には差を認めなかった。待機困難な症例が選択的に含まれていた可能性があり,本研究は夜間手術の優劣を直接示すものではないが,トリアージに基づく症例選択と体制整備の重要性を示唆するものと考えられた。

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