日本腹部救急医学会雑誌
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胃に刺入した爪楊枝を内視鏡的に摘出し得た1例
辻 福正西山 範正木山 敞高見 元傲杉本 浩史
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キーワード: 爪楊枝, 内視鏡,
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2004 年 24 巻 5 号 p. 945-948

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抄録
患者は60歳, 男性.主訴は上腹部痛.胃内視鏡にて, 前庭部に爪楊枝の刺入しているのが発見され, 鉗子にて摘出した.その後の経過は良好であった.誤嚥の診断は困難であったが, 爪楊枝誤嚥後12時間で, 胃に刺入した爪楊枝を内視鏡的に摘出でき, 腹膜炎を発症する前に治療ができたまれな症例を経験したので報告する.
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