名古屋大学大学院工学研究科
2010 年 52 巻 12 号 p. 811-815
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
僅かではあるが再処理施設や原子炉から放出される放射性核種の中で,炭素14が最も線量寄与が大きいことは,意外と知られていない事実である。環境中に放出された炭素14が我々に与える影響を合理的に評価するためには,環境中物質の中で最もダイナミックな炭素の循環に紛れ込んだ炭素14の動態把握が必要である。これまでのFP核種の環境移行研究とは異なる炭素14固有の特徴を踏まえて,研究の現状を述べる。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら