2011 年 53 巻 5 号 p. 361-365
本報では原子力に関わるニュースを報じる全国紙やNHK等の記者を対象に実施したインタビュー調査の結果を報告する。原子力事業者が記者へ情報を伝えようとする場面で,個々の記者は原子力エネルギーの必要性や原子力事業者とのコミュニケーションの現状について,どのような意識をもっているのであろうか。質的な調査であるインタビューにより記者の意識を集約することで,原子力報道を行うマスメディアのニーズを理解するための知見を得られると期待する。なお,ここではマスメディアが一般社会へ発信する内容のうち,原子力に関連したものを原子力報道と呼ぶ。