日本原子力学会誌ATOMOΣ
Online ISSN : 2433-7285
Print ISSN : 1882-2606
解説
放射能汚染地域の除染を急ごう
主な除染方法の原理―伊達市,飯舘村での除染試験から
吉田 善行
著者情報
解説誌・一般情報誌 フリー

2012 年 54 巻 2 号 p. 105-109

詳細
抄録

 2012年1月1日に全面施行の「放射性物質汚染対処特措法」のもと,福島第一原子力発電所事故で汚染された地域の除染が本格化する。避難中の住民の一刻も早い帰還のために,効率よく除染作業を進めなければならない。今後,必要な技術開発項目も残されてはいるものの,これまでの除染実証試験等の結果に基づいて,基本的な除染方法はほぼ固まってきている。本稿では,NPO法人 放射線安全フォーラムが中心となって実施した除染試験の結果を基に,主な除染方法の原理を解説する。

著者関連情報
© 2012 一般社団法人 日本原子力学会
前の記事 次の記事
feedback
Top