日本原子力研究開発機構
2018 年 60 巻 5 号 p. 289-293
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中性子回折法は,中性子線の優れた透過能を活かすことで,数センチメートルオーダーの材料深部の応力・ひずみを非破壊で測定できる唯一の測定技術であり,種々の機械構造物の製品開発や機械設計,材料開発や既存材料の信頼性評価に大きく貢献できる。本講座では,中性子回折法による応力・ひずみ測定技術の原理および工学回折装置の特徴について述べるとともに,その応用例として,溶接部の残留応力測定,およびステンレス鋼の変形挙動その場観察について紹介する。
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