日本原子力学会誌ATOMOΣ
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Print ISSN : 1882-2606
解説シリーズ
最先端の研究開発 日本原子力研究開発機構
第1回 1Fの廃炉と環境回復をめざして(1)
野田 耕一野﨑 信久小川 徹山田 知典
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2019 年 61 巻 12 号 p. 843-846

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抄録

 原子力の総合的な研究開発を行う国内唯一の機関である日本原子力研究開発機構は,研究用原子炉や加速器,放射性物質の使用施設など,特徴ある施設を使った基礎基盤的な研究と,それを土台としたプロジェクト的な研究開発を手がけている。とりわけ重点的に取り組んでいるのが「福島第一原子力発電所(1F)事故への対処のための研究」「原子力の安全性向上のための研究」「高速炉や高温ガス炉など新型原子炉の開発や再処理技術の高度化など核燃料サイクルの確立に資する研究開発」「放射性廃棄物の処理処分や有害度低減のための研究開発」である。このうち今回と次回は,1F事故対処のための研究について紹介する。

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© 2019 一般社団法人 日本原子力学会
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