日本原子力学会誌ATOMOΣ
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特集
IAEA安全指針RS-G-1.7改訂の動向と主な論点
服部 隆利
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2019 年 61 巻 7 号 p. 529-530

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抄録

 IAEA(国際原子力機関)は,IAEA GSR Part3(BSS:国際基本安全基準)に新しい概念として取込まれた「緊急時,現存および計画の3つの被ばく状況別の放射線防護」に対応して,日本のクリアランスレベルの引用元である安全指針RS-G-1.7「除外,規制免除およびクリアランスの概念の適用」の改訂を計画し,規制免除についてはDS499,クリアランスについてはDS500として,それぞれIAEAのRASSC(放射線安全基準委員会)およびWASSC(廃棄物安全基準委員会)の主管の下でドラフト作成作業を開始した。本稿では,RS-G-1.7のポイントと2018年2月中旬および6月初旬の2回にわたって開催されたDS500の作成のための専門家会合において議論となった論点について紹介する。

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