2021 年 63 巻 5 号 p. 405-410
地球温暖化にともなう気温上昇により,将来的に豪雨・暴風等の激甚災害の増加が懸念されている。近年,気候変動適応法(2018年)やエネルギー供給強靭化法(2020年)が成立するなど,地球温暖化を含む気候外力に対するエネルギーインフラの強靭性(気候レジリエンス)を高めることが重要視されつつある。本稿では,まず2020年夏季に発生した令和2年7月豪雨に関して概説するとともに,気候の予測データを用いて地球温暖化が降水量にもたらす影響を分析した結果を紹介する。