日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌
Print ISSN : 2186-9545
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副腎髄質腫瘍に対する外科
滝澤 奈恵飯田 剛嗣原田 二郎乾 秀和川端 和史河 源木下 秀文松田 公志
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2012 年 29 巻 1 号 p. 31-38

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抄録

当院では1992年7月から2011年12月までに副腎腫瘍171名(うち両側症例8名)に対し腹腔鏡下副腎摘除術を施行している。このうち,副腎褐色細胞腫27例の平均手術時間は166分,平均出血量は48.7mlであり,1例術後合併症として誤嚥による心肺停止症例(後に蘇生)を経験した以外に,重大な術中合併症,開放手術への転換,周術期死亡などは認めていない。また,副腎腫瘍摘除術術後再発をきたした悪性褐色細胞腫症例3例(他院で初回手術施行症例2例含む)の治療を経験した。うち2例は後腹膜腫瘍摘除術後に補助療法としてCVD療法を4クール施行した。再発腫瘍摘除術後観察期間4,16,19ヵ月で現在再発認めていない。最後に,多発性内分泌腺腫症2型(以下MEN2),von Hippel-Lindau病(以下VHL)に対する部分切除術の現状について文献的に考察,報告する。

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