日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌
Online ISSN : 2758-8777
Print ISSN : 2186-9545
特集2
甲状腺悪性リンパ腫の予後因子
東山 卓也宮内 昭
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2019 年 36 巻 3 号 p. 171-175

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抄録

甲状腺リンパ腫は急速に増大するびまん性大細胞型B細胞リンパ腫を主とする大細胞型リンパ腫と,MALTリンパ腫を主とする進行の遅いものがあるため,予後を判断するのに病型の診断が重要である。病型診断には組織採取による病理診断と染色体検査などの補助診断を要する。甲状腺リンパ腫の病型は限られている。大細胞型リンパ腫では,短時間で気道狭窄,気道閉塞をおこす可能性もあるため,迅速な対応が必要である。リンパ腫は一般に治療への反応が良好であるので,病型診断を的確に行い,それにあわせた治療を行う必要がある。MALTリンパ腫は非常に緩徐に進行し,自然消退することもあるため,慎重な経過観察も含めた対応が必要である。

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