地下水学会誌
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技術報告
熊本地震後の管頭標高再測量値を用いた観測井地下水位の補正
井手 淨鈴木 弘明古閑 仁美嶋田 純
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2019 年 61 巻 3 号 p. 197-203

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抄録

熊本地域における地下水観測井の管頭標高値は,2016年4月に発生した熊本地震で変動している可能性が高いが,地震後の再測量に対する方針は管理行政団体毎に異なる。そこで,2017年3月に観測井管頭標高の一斉再測量を実施し,地震後の水位標高値が再測量した値を基準とするよう独自に補正値を求めた。また地震前後の管頭標高値の変動が地震による地盤標高の変動量と整合しないケースも確認された。検証の結果,地震以前の管頭標高値にエラーが考えられた。これについても熊本地震以降の一斉再測量値を基準に地震による地盤変動量を差し引くことで,地震以前の管頭標高値を再現する補正値を併せて求めた。本報告では補正値の導出過程を報告する。

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© 2019 公益社団法人 日本地下水学会
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