老年看護学
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高齢者における胃ろう離脱のためのケアプロトコール構成項目の理解度評価指標の信頼性・妥当性
千葉 由美北川 公子山田 律子
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2018 年 22 巻 2 号 p. 60-69

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抄録

【目的】高齢者における胃ろう離脱のためのケアプロトコールの構成項目に対する看護師の理解度に関する評価指標の信頼性・妥当性の検証を行った.

【方法】2008年11月~2009年1月に療養病床を有する病院,介護老人保健施設の看護師を対象に,経口開始の判断基準,フェースシート,アセスメントシート,ケアシートを構成する94項目の理解度に関して自記式質問紙調査を2度行い,回答は4段階のLikert Scaleで求めた.項目分析,および信頼性検証に再テスト法,I-T相関分析,Cronbach’s α係数を求め,妥当性検証として内容妥当性,既知グループ法を用いた構成概念妥当性を検証した.調査は千葉大学看護学部倫理審査委員会の承認を受け実施した.

【結果】有効回答数は389人,各項目の平均値,標準偏差,尖度,歪度より除外項目はなかった.再テスト法では全項目で有意な相関がみられ,I-T相関分析でもr=0.424~0.914で除外項目はなく,Cronbach’s α係数は0.776~0.982であった.内容妥当性,構成概念妥当性も確認された.

【考察】胃ろう離脱のためのケアプロトコールの構成項目の理解度評価指標について,信頼性・妥当性が得られた.将来これらを用いた教育,実践介入による効果検証研究等の必要性がある.

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