2018 年 22 巻 2 号 p. 53-59
本研究では,医療施設における高齢者看護の質評価指標について検討を行った.17領域80項目の質指標候補について,RAND/UCLA適切性評価法により専門家パネルとして9人の老人専門看護師を対象に,郵送法による2回の質問紙調査を行った.各項目について9段階評価を行った結果,1回目評価では中央値7以上の適切が80項目中78項目,4~6の中間が2項目,1~3の不適切は認められなかった.2回目評価についても同様に17領域80項目について評価を行ったところ80項目すべてにおいて適切であった.また,7以上の割合が多かった領域として褥瘡予防,包括的アセスメント,疼痛マネジメント,せん妄,身体抑制,退院支援が挙げられた.