抄録
本稿は、日本ギフテッド・2E 学会第 1 回大会における学会企画シンポジウム「日本ギフテッド・2E 学会におけるギフテッド・2E とは」の中で「北欧の実践や近年の日本の議論から」として報告した内容を示す。才能伸長としての「特別ニーズ教育」の視点と配慮・支援を想定した「特別支援教育」の視点から報告する。「特別ニーズ教育」の視点からは、各教科、各学習活動場面でギフテッド支援対象は異なるが、まずは通常学級にはギフテッド支援が有効な子どもがいることを想像できることが肝要であろう。その上で、「特別支援教育」の教育的蓄積が活用できる、配慮・支援を必要とするギフテッド(2E 含む)についても関係者の理解を高めることが必要である。二次障害の発症を回避しながら、日本型のギフテッド教育が創造されることを願っている。