抄録
ナノ·マイクロメートルサイズの微粒子を非侵襲で分析し,個々の微粒子の違いを観測する手法が現在求められている。筆者らの研究グループでは,物理的外場による微小作用力を利用した微粒子の新規な分離分析法の開発を行なってきている。小さい微粒子では,その表面に存在する分子が微粒子全体の物性に大きく寄与する。これは,微粒子のサイズに依存する。ここでは,このサイズ依存性に着目し,外部場として不均一磁場を用いた磁気泳動法により,水相中に分散した2-フルオロトルエン液滴の界面に吸着したDy(III)-カルボン酸錯体の検出法について解説する。