日本鉱物科学会年会講演要旨集
日本鉱物科学会 2012年年会
セッションID: R3-12
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R3:高圧科学・地球深部
高温高圧下における鉄の音速測定と内核の構成
*大谷 栄治境 毅柴崎 祐樹福井 裕史三部 賢治坂巻 竜也高橋 豪坂入 崇紀筒井 聡Alfred B. Baron
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抄録
X線非弾性散乱法を用いてhcp-Feの音速測定を室温および高温で行った。室温の測定は、167GPaまで測定し、高温での測定は62GPa, 1000 Kまで行われた。測定はSpring-8の精密非弾性散乱ビームラインBL35XUにおいてダイヤモンドアンビルを用いて行われた。hcp-FeのP波速度と密度の間には線形の関係(Birch’s law)が成り立ち、高温の測定結果は室温の結果と同じ線上にプロットされた。このことから、少なくとも1000 KまではBirch7s lawには温度依存性が存在しないことが明らかになった。
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© 2012 日本鉱物科学会
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