日本鉱物科学会年会講演要旨集
日本鉱物科学会 2012年年会
セッションID: S1-P02
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S1:大震災及び福島原発事故にかかわる環境有害元素の挙動を鉱物学から探る
活動地球の動的VLS循環法を利用した廃棄物処理
*三浦 保範
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キーワード: 動的廃棄物処理法
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抄録
3.11の地球と最新技術の事故の教訓は、長期の活動地球の詳細な歴史科学と、社会生活に宿命的な更なる技術革新の再確認である。創世期の地球では、主に軽・重元素(放射性元素を含む)が混在して衝突過程で地球外から運び込まれ、鉱物化した固体物質として保存され、地下の活動で元素が濃縮して資源の材料に利用される。多量の海水圏の存在で、海水圏と地殻固体が循環して軽元素や重元素を長期にわたり分離し、常に変化している。これまでの有毒物や放射性廃棄物は、廃棄的処理的で、溶融固化して地中保存等で再利用の視点がないが、筆者らは、活動地球のように種々の元素を継続循環させ、有毒物(炭素・塩素等の化合物)と重元素(鉄族・REE族・放射性廃棄物等)について軽元素を含めた固化によるVLS状態変化を進める。そのため、活動地球の3圏間の状態変化を利用して、有毒物・重元素廃棄物等を再利用できる軽元素による高温固化法を提案する。
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© 2012 日本鉱物科学会
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