日本鉱物科学会年会講演要旨集
日本鉱物科学会 2013年年会
セッションID: R4-02
会議情報

R4:地球表層環境における鉱物科学
準安定炭酸カルシウム鉱物の相転移に伴うZnイオンの収着挙動の変化
*宗本 隆志村上 隆
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

地球表層環境における元素の挙動に影響を与える鉱物は熱力学的に安定とは限らず、準安定相が吸着体やトランスポーターとして重要な役割を果たしている。準安定相は時間の経過にしたがって安定相へと相転移するが、準安定相の相転移における収着元素の固液再分配についての検討はほとんどなされていない。モノハイドロカルサイト(以下MHC)は古代湖や海水環境などといった地球表層環境で生成が確認される炭酸カルシウム鉱物の準安定相である。近年、有害無機イオンの有効な浄化材料として注目されている。本研究ではMHCの相転移に伴うZnイオンの収着挙動の変化について検討を行った。

著者関連情報
© 2013 日本鉱物科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top