日本鉱物科学会年会講演要旨集
日本鉱物科学会 2013年年会
セッションID: J4-P04
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J4:水―岩石相互作用 (共催:日本地球化学会)
チベット湖沼堆積物の地球化学・粘土鉱物組成分析による古環境復元
*渡邊 隆広奈良 郁子Nathalie Fagel土屋 範芳井上 千弘山崎 慎一松中 哲也中村 俊夫箕浦 幸治Liping ZhuJunbo Wang掛川 武西村 弥亜
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抄録
チベット高原南部に位置するプマユムツォ湖には、60 m以上の湖底堆積層が存在していることが示されている。プマユムツォ湖において長さ約4mの柱状堆積物が4本採取されている。湖底堆積物の放射性炭素による年代決定に加えて、物理量や化学組成等を分析することにより、連続的な環境変動の復元が可能になると期待される。特に、湖底堆積物中の粘土鉱物組成および地球化学組成は、湖周囲の水循環や乾湿変動の指標になることが報告されており、重要な古環境プロキシである。本研究では、PY608E-PCについて放射性炭素による年代決定、無機化学組成、粒度組成、および粘土鉱物組成をもとに、過去約12500年間のアジアモンスーン活動とチベット高原における水循環変動について報告する。
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© 2013 日本鉱物科学会
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