日本鉱物科学会年会講演要旨集
日本鉱物科学会 2015年年会
セッションID: R4-07
会議情報

R4:地球表層・環境・生命
地球の鉱物結晶と生命体の類似性と変化持続性
*三浦 保範
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録



活動地球において、鉱物・水・生命等の問題で未解明のままになるのは、これまで記載的に学術分野や実験法等で正確に行うことを主点にしているからである。水惑星表層で長い地球年代の中での形成鉱物は、軽元素を上面・上空に蒸発・離脱して、固体で安定的に再現しやすい特徴を示す。地球の生命体の活動記載は、炭素主体に短時間で変化し活動するミニ地球的である。地球の活動源は、本質的に地震・火山・隕石衝突であるが、生命体はエネルギー代謝等である。現在の地球外天体での生命体の存在は困難であることを示す。 水は、相図からも高温高圧時に全圏で介在残存したもので、現象が全圏的な巨大衝突時と考えられる。軽元素が介在した固体では衝撃時に液化している。 以上から、活動地球で形成された鉱物と生命体で複雑進化した人類は、稀有な類似性を示し、不可逆変化持続性は地球内外での正確な記載がこれからの教育研究に大切である。

著者関連情報
© 2015 日本鉱物科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top