日本鉱物科学会年会講演要旨集
日本鉱物科学会 2016年年会
セッションID: R1-04
会議情報

R1:鉱物記載・分析評価
ウルツ鉱の組織と形成過程
*長瀬 敏郎野崎 達生石橋 純一郎山田 亮一高井 研川口 慎介栗林 貴弘
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
IODP Exp. 331の掘削により沖縄トラフ伊平屋北海丘には複数の人工熱水孔が形成され,ここではチムニー (Zero-age chimney) が急速に成長している様子が観察されている.これまでの研究により,この試料中にはウルツ鉱が普遍的に見いだされている.形成時期がはっきりとし再結晶作用を受けていないチムニー中のウルツ鉱を観察することは,準安定条件下でのウルツ鉱の形成過程を知る上で非常に重要である.形成過程ならびに成長機構を推測するために,このウルツ鉱試料の組織について結晶学的な解析をおこなった。
著者関連情報
© 2016 日本鉱物科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top