景観生態学
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調査研究報告
逢妻男川の植樹による生物多様性への整備効果研究
森本 幸裕加藤 博之今村 史子城野 裕介徳江 義宏
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2011 年 16 巻 1 号 p. 39-48

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抄録
愛知県の二級河川逢妻男川では,地域住民が主体となって河川空間に連続した樹林の形成を図る「水辺の緑の回廊」整備が行われている.そうした中,平成22年10月に愛知県でCOP10が開催されたことを契機として,今後は生物多様性に着目した地域づくりの推進が一層求められるようになった.しかし,これまでの植樹活動は緑化に着目するも生物多様性の視点は取り込まれておらず,生物多様性に関する知見の蓄積も不十分である.そこで本研究では,地域の植樹活動の取組みが生物多様性にどんな効果をもたらすのか,生物多様性の「生態系の多様性」「種の多様性」「遺伝子の多様性」の3つの階層の視点から,「河川空間のエコアップ」,「樹林生態系の構築」,「樹林生態系のつながり」の効果を分析・評価した.その結果,植樹による生物多様性への整備効果評価手法の活用の可能性が示唆された.
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© 2011 日本景観生態学会
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