2024 年 29 巻 p. 44-48
近年,森林分野において,地理情報システムの活用が進んでおり,さまざまな地理情報が提供され,ゾーニングのためのプラグインが開発されている。そのため,地域の森林管理の役割を担う地方自治体や森林組合の職員などが地理情報システムを活用していくことが求められている。一方で,既存のツールだけに依存すると,地域の森林が抱える様々な課題に対して,網羅的に対応することが困難であり,技術者が地域の課題に対応する際に,地理情報システムやそのプラグインだけを用いるだけでは不十分な場合がある。本報告では,森林の景観を評価するうえで基礎的な情報である林相区分について,オープンソースのGISソフトウェアおよびデジタル地理情報,Googleのクラウドサービスを用いて分析する手法に着目した。今回は,多時期の時系列衛星画像を用いて,オープンソースで林相区分を整備するための手法および手順について報告する。