保健医療学雑誌
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総説
ギラン・バレー症候群に対するリハビリテーション
梛野 浩司甲斐 悟
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2020 年 11 巻 2 号 p. 175-185

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抄録

ギラン・バレー症候群(Guillain-Barré syndrome : GBS)は急性に進行する運動麻痺を主徴とする多発神経炎である.GBS については研究が進みその発症メカニズムが明らかにされつつある.一般的にGBS は予後良好な疾患と考えられており,6 ヶ月から1 年で回復するとされている.しかし,なかには1 年以上経過しても歩行不能であったり,疲労や痛みによって日常生活に支障を来すことも少なくない.GBS についてその病態や経過,神経症状,具体的なリハビリテーションなどについて正しい知識を持つことはリハビリテーションを行う上で必要不可欠である.本稿ではGBS の疾患特性とGBS に対するリハビリテーションについて概説する.

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