1999年に本院と地域医療施設との間に遠隔医療支援システムを構築した.患者情報の送信方法を中心にその概要を報告するとともに,システム構築における諸問題を考察した.本システムは地方の中・小施設を主眼に置いた開発を進めた.施設の規模および設備がさまざまであり,また,患者情報の記載法が異なり,送信されてくる画像モダリティ,処理方法にも統一性が全くないことが予想されるため,MMLによる患者情報の記載を採用した.この方法により,各施設からの送信情報がユニークなものとして取り扱うことができるようになったため大学側のデータベース構築が容易になり,検索も容易にできるようになった.一方,地域医療施設側の問題点として,①プロバイダ接続をしている端末にシステムをインストールする希望が多く,ルータの設定に難があること ②デジタルカメラあるいはフィルムスキャナで加工されたJPEG画像では,画像サイズの統一性に難があることがあげられた.