2001 年 21 巻 4 号 p. 257-262
病院総合情報システムのインフラを構成するATMネットワークの155 Mbpsバックボーンおよび25 Mbpsフロアスイッチの性能を検証した.稼働中のスイッチを組み入れたテスト環境を作り,ネットワーク検証装置により定量的・持続的にトラフィックを発生させてネットワーク負荷をかけた.200 M相当のトラフィックを発生した状態でスループットを測定したところ,155 Mのリンクをすべて使い切っていることが確認できた.次に帯域制御試験を行った.155 Mおよび25 Mスイッチを帯域確保(CBR: Constant Bit Rate),非確保の状態でのping, ftpコマンドを発生させることによって比較したが,帯域確保の状態でのみ画像サーバとクライアントとの通信が確立した.障害迂回試験は,リンクのケーブルをモジュールから実際に抜去することで行ったが,53秒でpingが回復した.以上の結果からATMスイッチの有するQoS確保の性能,冗長化性能が証明された.