医療情報学
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特集 薬剤ミニ特集
病院情報システムに蓄積された薬剤データの薬剤疫学的手法を利用した医薬品適正使用研究
後藤 伸之下堂薗 権洋田中 照夫政田 幹夫折井 孝男
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2002 年 22 巻 4 号 p. 321-329

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抄録

 日本病院薬剤師会では,2000年度より「薬剤疫学的手法を利用した医薬品適正使用に関する研究」のための学術小委員会を組織した.この委員会では,「病院における薬剤データの薬剤疫学的手法による解析」と「薬剤疫学の普及啓蒙活動」について研究活動を行っている.

 「病院における薬剤データの薬剤疫学的手法による解析」の研究では,病院薬剤部や薬局が属する病院で診療をうけた患者集団に関しての病院情報システムから得られる記録,すなわち,特に疫学調査を実施するために特別に作成したのではない記録をもとにして,薬剤疫学的研究を実施する方法等について検討している.

 今回は,3施設の病院情報システムに蓄積された薬剤データを利用し,Methicillin-resistant Staphylococcus aureus (MRSA)用抗生物質の使用実態について調査した.また,病院情報システムに蓄積された薬剤データを利用した医薬品適正使用研究の課題について考察した.病院情報システムに蓄積されたデータから薬剤や必要な項目を絞り込み,必要な基本情報を予め設定し抽出後,集計するという手段により,客観的かつ効率的に多施設間でのデータ収集が可能であり,薬剤疫学的研究データとして利用可能であることが示唆された.

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© 2002 一般社団法人 日本医療情報学会
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