2002 年 22 巻 4 号 p. 315-319
標準医薬品マスターの開発は,現在国内で使用されている医薬品コードの現状が,医薬品の承認から市販後調査,副作用報告,流通,薬価,レセプト処理などの目的別に10種類を超えるコード体系が利用されているのに加え,各医療機関でも独自のコードが存在している状況の中で検討された.
厚生労働省では,標準化された医療情報の共有を推進して電子カルテなどの医療情報システムの開発基盤を整備するために,平成9年度から(財)医療情報システム開発センター(以下「MEDIS-DC」)に委託して医療情報の基幹となる用語・コード体系の標準化事業に着手している.
MEDIS-DCにおいては,医薬品コード検討委員会(委員長:土屋文人氏)を設置し,医薬品コードの標準化について検討を行い,開発を行った.以下当該マスターの基本的骨格,内容および維持管理について説明する.