医療情報学
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電子カルテにおけるペン入力インタフェースに対する期待感の評価 -セミナー参加者を対象にしたアンケート調査による分析-
高田 雅弘八尾 武憲原口 亮松田 淳子李 関吏五十嵐 健夫永田 啓難波 経豊中沢 一雄
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2005 年 25 巻 5 号 p. 309-315

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抄録
 電子カルテのシステムにおいては,入力負荷やセキュリティなどの問題点が指摘されている.われわれは,これらの問題点を解決し電子カルテの普及を促進するため,ペン入力インタフェース(以下,ペン入力IF)の開発を行ってきた.しかし,これまでペン入力IFの有効性の評価は十分には行われていなかった.そこで,ペン入力IFの講演を聞いた244名を対象にアンケート調査を実施し,82名から回答を得た.結果として,ペン入力IFの支援機能は67名(81.7%)が有効と評価した.その中で最も評価が高かったのは,ペンID機能であった.一方,ペン入力IFによる電子カルテの普及について,57名(69.5%)が促進されると回答した.また, Wilcoxonの符号付順位和検定から,ペン入力IFはキーボード入力と比較し診療中の操作のしやすさにおいて有意に高い評価を得た(p<0.01).ペン入力IFには電子カルテの問題点を改善する潜在能力があると,多くの回答者に評価されたことがわかった.ペン入力IFは電子カルテの普及に有効であると期待された.
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© 2005 一般社団法人 日本医療情報学会
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