医療情報学
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技術ノート
副作用初期症状データベースの構築について
松田 勉簾 貴士須賀 水緒奥脇 敬子中井 達宏宮崎 工鈴木 聡子寺島 朝子櫻田 大也網岡 克雄佐藤 信範上田 志朗
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2006 年 26 巻 5 号 p. 333-338

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抄録
 医薬品の適正使用を推進するために,薬剤師等の医療関係者が患者に対し理解しやすい用語で医薬品情報を提供することが求められている.特に,医薬品の副作用情報については,多くの患者が高い関心を有し,また,副作用の早期発見のためにも情報提供は重要である.
 しかしながら,薬剤師等の医療関係者が,患者に理解しやすい用語で副作用情報を的確に説明することや患者の訴えから医薬品による副作用の可能性を判断することは困難である.そのため,我々は,副作用の初期症状を用いて副作用情報を説明すれば,患者も副作用を理解することが可能と考え,医療用医薬品を対象に重大な副作用とその初期症状からなるデータベースを構築した.
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© 2006 一般社団法人 日本医療情報学会
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