医療情報学
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原著
電子カルテにおける患者サービスへの活用,何を求めるか ―階層分析法(AHP)を用いたアンケート調査―
松本 智晴宇都 由美子村永 文学熊本 一朗
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2008 年 28 巻 1 号 p. 3-12

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抄録
 近年,医療IT(Information Technology)化への関心は,急速に高まっている.本研究の目的は,患者サービスへの電子カルテ活用において,医療従事者は何を最も重要と考えているのかを明らかにすることである.そこで,A 大学病院の医療従事者を対象にAHP(Analytic Hierarchy Process: 階層分析法)を用いたアンケート調査を実施し,564 名から回答を得た.結果,医療従事者は,1 位「安全な医療と看護」,次いで 2 位「患者との信頼関係」,3 位「患者ニーズへの対応」,4 位「患者の主体的医療参加」,5 位「最適な医療と看護」,6 位「継続した医療と看護」,7 位「高度な医療と看護」の順に重要度が高いと回答した.この結果は,患者サービスへの電子カルテ活用において,医療現場で実現できている,あるいは実現可能と考えられている電子カルテの意義の重要度が高く,逆に実現困難,あるいは実現可能性が低いと考えられているものの重要度が低いという傾向であった.
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© 2008 一般社団法人 日本医療情報学会
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