医療情報学
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解説
国際的な医薬品規制情報交換のための「医薬品辞書のためのデータ項目及び基準」に関する国際規格(ISO-IDMP)について
佐井 君江
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2014 年 34 巻 2 号 p. 81-88

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抄録
 医薬品の安全性監視活動の強化・推進においては,国内外からの正確・詳細な医薬品情報の共有が不可欠となる.しかし,現在,各国の個別症例報告システムで用いられている医薬品情報は,国ごとに独自の名称やコード等が使用されており,これが国際間の円滑な医薬品情報交換を困難なものとしている.そこで,日米EU医薬品規制調和国際会議(ICH)において医薬品情報の統一化が提起され,「医薬品辞書に関するデータ項目と基準」と呼ばれるトピックとして,5つの医薬品辞書の要件が検討されてきた.その後,データ項目や伝送システムの電子仕様も国際標準化することとなり,ICHで検討された要件に基づき,ISOでこれらの情報伝達モデルの国際規格(ISO-IDMP)が策定された(2012年11月).本稿では,ISO-IDMP国際規格について,その成立から実装に向けた取り組みも含めて概説し,本邦にて今後考慮すべき課題について考察する.
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© 2014 一般社団法人 日本医療情報学会
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