医療情報学
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特集 厚生労働科学研究成果報告書 第2回
腎臓病データベースの拡充・連携強化と包括的データベースの構築
柏原 直樹岡田 美保子横山 仁南学 正臣山縣 邦弘和田 隆志中島 直樹杉山 斉丸山 彰一
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2018 年 38 巻 3 号 p. 150-151

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抄録

研究目的

 日本腎臓学会は日本医療情報学会と共同し,厚生労働省臨床効果データベース事業として全国規模の包括的慢性腎臓病臨床効果データベース(J-CKD-DB)の構築に着手した.CKDはeGFR 60 mL/分/1.73 m2未満,あるいはタンパク尿(+)で定義され,個々の腎疾患を包含する広範な概念である.一方,日本腎臓学会は(1)腎生検レジストリー(J-RBR),(2)各種腎疾患DB(J-RBRから生成);難治性ネフローゼ症候群(JNSCS),IgA腎症(J-IGACS)及び糖尿病性腎症(JDNCS)等の疾患単位のDBなど腎臓病に関する規模の異なる複数のデータベースを構築してきた.(1),(2)はいずれもWebを用いた手作業での入力であるため入力負荷が大きく,数10万人規模以上のDB構築が困難等の課題に直面していた.またJ-CKD-DBとの連結方法も未開発である.本研究では,上記課題を克服し,腎臓病に関する全国規模の包括的データベースを構築し,腎臓病の実態調査,予後規定因子の解析,腎臓病診療の質向上,健康寿命延伸に寄与することを目的とする.

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© 2018 一般社団法人 日本医療情報学会
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