医療情報学
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総説
本邦の大学におけるITを活用した教育と看護教育の展望
久保 貴弘 櫻木 芽衣伊部 有美子高畑 和恵冨田 亮三香春 知永
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2024 年 44 巻 5 号 p. 243-252

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抄録

 わが国では,2016年に閣議決定された科学技術基本計画でSociety 5.0が提唱され,サイバー空間とフィジカル空間の融合が目指されている.看護学の専門領域でも,Society 5.0に向けたICTの利活用が推進され,看護基礎教育課程におけるICT教育の拡充が求められている.

 本研究は,ITを活用した看護教育方法の質を向上させるため,現在大学教育で活用されているIT技術を概観し,その看護教育への応用可能性を考察することを目的とした.文献検索には,J dreamⅢデータベースを使用し,過去5年間に発行された関連文献から25件を選定・分析した.

 分析の結果,ITの活用目的は学習効果,学習促進,効率化,利便性,感染対策の5つに分類され,医療・看護教育ではITを活用した臨場感や疑似体験が学習効果を高めることが確認された.しかし,効果の検証や評価が不足している現状が示唆された.

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© 2024 一般社団法人 日本医療情報学会
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