抄録
高松・香川地域の埋没衝突孔の地表と地下試料からには主に6タイプの岩石の種類がXRF分析から得られた。そのうち、掘削試料ではメルト破砕岩61%と花崗岩29%(計171試料)が多く、ガラス質のマトリックスと取り込んだ鉱物(長石・石英)からなるメルト破砕岩が孔底(1,150m)より浅い試料では、約86%を占めている(計121試料)。衝突を示す石英PDFs組織は地表と地下の2タイプの岩石から見つかっている。そのうち地表の岩石の機械的破壊がPDFs形成後に生じた後に進んでいる。今回得られた多様な岩石と石英組織の破壊は、高松・香川地域が隕石孔としてできた後に、さらに日本列島形成の地殻変動で変形した活動の影響を示している。