日本岩石鉱物鉱床学会 学術講演会 講演要旨集
2005年 日本岩石鉱物鉱床学会 学術講演会
セッションID: G4P-17
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G4:深成岩及び変成岩
ナミビア西南部Damara帯Matchless Amphiboliteの地球化学的・岩石学的特徴と源岩の推定
*川合 知子有馬 眞金子 慶之加々美 寛雄Grantham G.H.
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抄録
Damara BeltはNamibia西南に位置し、幅1-3kmのMatchless Amphibolite Member (MAM) が分布している。MAMは、非対称な褶曲を成し、North unitとSouth unitからなる。本研究では、これらAmphiboliteの源岩を推定した。両者ともlow-K tholeiite組成で、N- MORBよりもE-MORBに近いenrichした特徴を示した。これらAmphiboliteの源岩は、パンアフリカ変動期の大陸衝突時に定置した洋地殻玄武岩と考えられる。Nd-同位体組成は両者で差異が見られた。South unitについて942±79Maアイソクロン年代が求められDMモデル年代とほぼ一致した。North unitの有意のアイソクロン年代は求められなかったが、これらの源岩は現在のDMマントルに比較してenrichしたマントル起源玄武岩であったことが示唆された。
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© 2005 日本鉱物科学会
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