医学検査
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抗ストレプトリジンO測定試薬「オートASO・BML」の基礎的検討
立石 亘飯沼 克弘平塚 高司高野 洋坪井 五三美
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2014 年 63 巻 6 号 p. 773-778

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抄録
今回,我々はラテックス凝集比濁法を測定原理とした抗ストレプトリジンO(antistreptolysinO : ASO)測定試薬「オートASO・BML」の基礎的検討を行った.同時再現性はCV 1.0%以内,日差再現性はCV 2.0%以内,検出限界は8.0 IU/mL,共存物質の影響はなく,希釈直線性も良好な結果であった.本試薬は,同様の測定原理である比較対照製品(エルピアエースASO II)に対して良好な相関性を示した(y = 0.939x – 0.9,r = 0.991,n = 155).「オートASO・BML」は,日常の臨床検査に十分適応可能な試薬性能を有していた.
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© 2014 一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会
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