医学検査
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技術論文
Viva-Eシステムを用いたテイコプラニン血中濃度測定用試薬「ナノピア®TDMテイコプラニン」の性能評価
田村 祥子髙木 豊髙橋 裕太山賀 節子津金 香代子森本 進岸 恵勝部 康弘
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2015 年 64 巻 3 号 p. 330-336

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抄録

血中薬物測定用試薬「ナノピア®TDMテイコプラニン」を汎用自動分析装置であるViva-Eシステムを用いて基本性能の検討を行った。同時再現性および日差再現性はCV 0.69~2.96%と良好であった。検出限界は2.00 μg/mL,実効感度は2.93 μg/mL,希釈直線性は約100 μg/mLまで確認できた。共存物質についても検討範囲内で影響を認めなかった。また,従来法(FPIA法)との相関関係は,回帰式y = 0.959x + 1.849,相関係数r = 0.977と良好な結果が得られた。以上より,本試薬は基本性能が良好であることからViva-Eシステムへの適用が可能であり,テイコプラニンの治療薬物モニタリングに有用と考えられた。

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© 2015 一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会
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