東京大学医学部附属病院検査部
2015 年 64 巻 6 号 p. 749-754
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シスメックス株式会社(以下,シスメックス社)より開発された多項目自動血球分析装置XN-550による髄液細胞数算定の基礎的検討を行った。再現性,直線性,最小検出感度,目視法との相関性は良好な結果が得られた。しかし,変性した細胞を含むドレナージ検体では,目視法との乖離が認められ,これらの細胞は側方蛍光強度の低い位置にプロットされた。本装置は簡便かつ迅速な結果報告が可能で,スクリーニング検査に有用であると考えられる。
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