2020 年 24 巻 1 号 p. 133-140
目的:本研究は,高齢者施設で働く看護師のコンピテンシーを明らかにすることを目的とした.
方法:高齢者施設での勤務経験が3年目以上の看護師12名を対象に行動結果面接を行い,質的記述的に分析した.
結果と考察:分析の結果,131の看護師の行動が得られた.抽象化を経て6のコンピテンシーが明らかとなった.それらは,[高齢者の価値観を尊重して生活を支援する],[高齢者の心身の状態を熟知してケアにつなげる],[家族の心情を理解して支える],[入居者・家族が満足できる看取りケアをする],[介護職と共に成長する],[施設の内外でリーダーシップを発揮する]であった.
結論:本研究では高齢者施設で働く看護師のコンピテンシーを示した.今後,難易度を統計学的に検証する必要がある.